お正月が終わり通常の生活に戻って生活リズムが整ってきた頃に行われるのがどんど焼きですね。
どんど焼きとは、お正月に玄関に飾った正月飾りや、お守り・お札・破魔矢などを燃やす行事で、神社などで行われることが多いです。
神社で行われるどんど焼きでは、お守りやお札・破魔矢も焼かれますが、違う神社のお守りなどを燃やしても良いのか気になりますよね。
この記事では、神社で行われるどんど焼きで違う神社のお守りなどを燃やしても良いのか、他に注意点はあるのかなどについてまとめています。
どんど焼きとは
令和六年どんど焼き‼️ pic.twitter.com/eJL6W1vWCH
— 鳥越神社 (@torikoejinjya) January 8, 2024
「どんど焼き」は聞いた事はあるけど、実際行ってみたり参加したりしたことがある方は意外に少ないかもしれません。
私の周りでも、知らない・行ったことはないという人がほとんどです。
初詣は行くけど、どんど焼きは知名度が低いですよね・・・。
一般的には1月15日に、年末の準備から元旦、松の内と続いてきた正月を締めくくる行事として行われる火祭りのことです。
どんど焼きは地域によって呼び名が違い、「左義長(さぎちょう)」や「道祖神祭」「さえのかみ祭り」、「鬼火(おにび)たき」「さいと焼き」「三九郎」などと呼ばれていますが、ともに商売繁盛や家内安全、子孫繁栄などを願って、縁起物を燃やし行われます。
基本的には1月15日なのですが、地域によってはその前後の土日に行われていることもあります。
どんど焼きでな何をするの?
一般の家庭などでお正月に飾っていた松飾りやしめ縄などのお正月飾りや、お正月に行った書き初め、前の年にいただいたお守りやお札などを地域の神社や畑、広場などに持ち寄りお焚き上げをします。
年神様をお正月飾りなどを燃やして見送るというところでは、お盆に行われる送り火に似たところもあるかもしれません。
どんど焼きの行事で実際どんなことが行われているのかと言いますと、まずは先にも書きましたように、お正月飾りやお守り、破魔矢・書き初めなど、縁起のものを炊き上げます。
そのお焚き上げの火でお餅やお団子、お芋などを焼いて食べると、一年の無病息災が叶うと言われ、またその灰を持ち帰り自宅の庭などに撒くと家内安全が叶うとも言われます。
地域や神社によって、どのようなことが行われているかは違います。
- お正月飾りをお焚き上げする
- お守りやお札をお焚き上げする
- お餅やお団子を焼く
どんど焼きで違う神社のお守りを焼いてもいいの?
どんど焼きが神社で行われる場合、お守りを返却されたい方がたくさんいらっしゃると思いますが、どんなお守りでも良いのでしょうか?
どんど焼きでお焚き上げをしてくれる神社とは違う神社のお守りでもいいのでしょうか?
このことに関しては、神社によって違うというのが答えです。
私も実際違う神社のものを収めたこともありますし、焼いてもらおうと思い持参したところ、違う神社のものは受け付けていないとされていた神社もありました。
本来は、神社から出たものや受けたものを、1年経って同じ神社にお返しするのが基本だということです。
また神社では、どんど焼きに来られなくてもお焚き上げをするために「古札納所(返却場所)」が設けられているところが多くあります。
その場所に行けば、違う神社のお守りでも良いのかなどの注意点が書かれていると思いますので、何でもかんでも入れてしまわずに、よく確認してみてくださいね。
どんど焼きでの注意点は?
どんど焼きは火を使うお祭りですので、風向きによっては煙や火の粉をもろに浴びてしまうこともありますので、煙の臭いのついても良い洋服などで出かけられるのが良いでしょう。
また、火を消すために水を巻かれることがありますので、汚れても良い靴を履いていくことも注意点の1つです。
手袋があれば焼いた食べ物を触るのに便利ですね。
どんど焼きを行う神社や地域によっては注意喚起があるかもしれませんが、持参する正月飾りなどにプラスチックや金属、ビニールなどが使われている場合は焼くことができません。
プラスチックを取り除けば燃やしていいのか、元から受け付けていないのか確認した方が良いです。
間違いやすいのが、お正月の縁起物だとしても、鏡餅や年賀状などは焼くことはできないということです。
まとめ
以上、どんど焼きで違う神社のお守りを燃やしてもいいのかについて紹介しました。
どんど焼きは神社や地域によっては畑や広場で行われることもありますが、基本的にはお正月の縁起物をお焚き上げする行事です。
神社で行われるものでは、お守りやお札などを焚き上げていただきことも可能です。
神社によって、違う神社のお守りなども受け付けているかが異なりますので、ご自身が行こうと思っている神社のホームページなどで確認してくださいね。
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